旅の報告が途中でとまっている状態ですが、ノノが手術をするのにあたって、私も同じ症状の方のブログをインターネットでいろいろ調べたりしたので、書いておくことにします。
2か月ぐらい前から、お風呂の時にノノのおまたのあたりが片方だけぽっこり膨らんでました。
ずっと気になっていて、でも日によってあまり膨らんでなかったりもするし、
本人は痛くもかゆくもないみたいだし。
生まれつきこういう体型だったっけ?などとのんきにかまえていたら、
喘息で病院にいったついでに聞いてみると、
「ソケイヘルニアですね。手術だな。こりゃ」と先生。
突然の“手術”という言葉におののいていると、
「腸を覆う膜に生まれつき穴があいていて、そこから腸が出てしまってるんです。穴の入り口がせまくなると、緊急手術しないと命にかかわります」との先生の言葉に、さらにおののいてしまいました。
さっそく大学病院に紹介状を書いてもらい、たずねました。
手術そのものは日帰り手術で大丈夫なほど、身体への負担は少ないそうですが、
喘息もちの場合、全身麻酔は注意が必要だそうで、ノノは1泊入院することになりました。
また手術は、喘息の発作から2週間から1か月は間をあけた方がいいみたい。
手術予定日までに、小発作があったので、最初の手術の予定日よりも2週間ぐらい延期しての手術となりました。
手術当日、先生や看護士さんたちが、みんなマスク姿に帽子をかぶってにこにこしながらぞろぞろ出てくる様子に、ノノはかなり怯えていました。ノノも手術着には着替えたものの、クラゲ帽をかぶるのはかたくなに拒否。
「あれをかぶらされたら、仲間になっちゃう!」そんな感じでした。
これまでも、病院で親と離されるときは、点滴とか採血とか、いつも痛い想いをするというのをノノも分かっている感じで、大泣きしながら、看護士さんに抱きかかえられて手術室に入っていく姿がかわいそうでした。
相方と二人で待っていると、30分ぐらいで外科の先生が来ました。
「手術、終わりましたよ」「いやぁ〜立派な…」といったので、
てっきりノノが立派なのかとおもいきや、「立派なヘルニアでした!」と先生。
どうやら、ずいぶんと腸がでていた割に、穴の入り口は小さかったので、腸閉塞の危険性は高かったそうです。
なので、大事に至る前に手術できてよかった。。
その後30分ぐらいして、回復室という部屋へノノは移動したので、
一人だけつきそってくださいとのことで、つきそいました。
術後のノノは顔色も悪いし、点滴をしているとはいえ、唇はしわしわで心配しました。
麻酔から半分目覚めて意識もうろうとした状態で、
大泣き&大暴れ。
大暴れするたびに、心拍や呼吸が乱れていてすごく怖かったです。
なんとか抱っこしながら、酸素マスクを近づける状態で2時間。
ノノはやっと眠れました。
15分ぐらい眠って、目覚めたノノは、いつもの落ち着いた様子に戻り、点滴の手元に貼ってあるシールが「クマだね」とか、酸素マスクの仕組みを観察したりしていました。
朝9時に手術をして、午後2時には、バナナを一本ぺろっとたいらげ、その後もDVDをみながら、パンをもりもり食べていました。
横になってればいいけれど、起き上がると傷口が痛いらしく、
寝転がった状態で「起きれないよ〜」と悲しそう。しばらくはこんな状態なのかな…と心配していたのですが、
翌朝には、むっくり起き上がり、
一緒に病院内をカニ歩きで散歩したりと、もうすっかり痛みがとれたようです。
子供の回復力ってすごい!
喘息発作もでなくて、無事退院できました。
その後家に帰ってからも、ロディでびよんびよん跳ねるほど、手術痕の痛みはなくなりました。
いつもどおりのノノの様子に、ほっとしました。
今日は七夕。家族の健康を心から願った日でした。
ちなみにノノの願い事は、特にないそうです。そんなふうに言ってみたい。